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丈夫な構造の家
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丈夫な構造の家(その1)
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住まいづくり
耐震設計とは
    阪神淡路大震災以来、住宅の耐震性が話題になり、設計の工夫も重ねられてきました。また、全国で自治体募集の住宅耐震診断も行われています。
    建築基準法の耐震目標は、50年に1〜2度程度は遭遇する中地震では建物自体に被害が無いように。また、一生に一度遭遇するかどうかの大地震では、建物に損傷があっても人の命と財産を守れる程度の耐震強度です。
    さらに高い耐震性を目指す場合は、「長期優良住宅制度」の耐震等級2〜3以上が目標になります。壁量のさらなる増加、壁バランスの適正化が必要で、間取り・開口の自由度は少なくなります。

    木造の場合は2025年4月の建築基準法改正で、床面積200u以内・平屋は新3号となり構造などは省略できます。床面積300u以内・2階建てになると、構造は仕様規定の確認を行います。ただし安全性を重視する場合は、許容応力度法による構造計算をすべきです。


地盤・基礎
    住宅の基礎は建物の荷重を地盤に伝えるもので、鉄筋コンクリートで作ります。束石も一部使いますが、連続した基礎(布基礎かベタ基礎)とし、基礎全体が一体となるようにします。
    家を建てる土地の特徴により、地盤補強などの対策が必要です。そのために、地盤調査を行います。(SS試験という安価な調査法があります。)
    一般に地盤が軟らかいと、圧密沈下・不同沈下が生じ、地震の揺れが大きくなる傾向があります。地盤改良などの検討が必要です。


木構造の仕組み
    日本の木造住宅の多くは土台、柱、梁・桁で組み上げる軸組構造で建てられてきました。この軸組構造は私たちの伝統に根ざしています。(在来軸組工法)
    「軸組」は住宅の重さ(=鉛直荷重)を支えることが主要な役割です。地震や風などの横に加わる力(=水平荷重)を支えるのは主に「耐力壁」の役割となります。

    木の家を建ててしばらくすると、夜静かな時間に木が割れる「ピシッ」と音がして、どきっとします。これは「干割れ」といい、木材が乾燥収縮する過程で発生しますが、柱や梁の強度にほとんど影響を与えません。また、干割れを見せたくない柱には「背割り」を入れ、干割れを防止します。

    しかし、乾燥収縮は軸組構造の接合部に少なからず影響を与えます。伝統的な接合部(=仕口)は乾燥収縮が考慮されていますが、金物を多用する工法では影響がでます。<詳細は「接合部」を参照してください。>



    【参考文献】
  1. 山辺豊彦監修「住まいを守る耐震性入門」2006、風土社
  2. 国土交通省住宅局建築指導課監修「木造住宅の耐震診断と補強方法」2004、日本建築防災協会
  3. 改正建築基準法「2階建ての木造一戸建て住宅(軸組構法)等の確認申請・審査マニュアル」2024,日本建築防災協会
<2022. 9.14作成>
<2026. 7.26更新>



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