福井県福井市に開設している 春日のほねつぎ 堂前整骨院です。

当院でのテーピングは、その目的により次の３つに分類されます。
１．
施術における固定の為のテーピング

２．
施術における日常生活（スポーツ）に順応する為のテーピング

３・
ケガを予防するためのテーピング

これらのテーピングは、その目的に合わせて取扱いが違っていますので、それぞれの考え方について紹介しています。
また、健康情報もご参照ください。

施術における固定の為のテーピング

施術における固定の為のテーピングは、患部の安静を目的に行います。
基本的には、完全休養が望ましいのですが、難しいと訴える患者さまに行うもので、患部に加わる刺激を最小限にするために、運動機能の制限を行います。
このテーピングは急性期に行うことから、腫れの管理に適応している必要があります。
当院では、患部を環状に巻くテーピングは行っておりません。また、必要に応じて自分での取り外しを簡単に行えるように工夫しています。
なお、各種健康保険ではテーピングを療養費の対象としていませんが、当院が施術においてテーピングによる固定を最良の手段として選択した場合は、療養費に認められている施術料および後療料に含まれるものとして、特別な費用の負担は必要ありません。
ただし、当院が必要性がないと判断し、患者さまが希望された場合は、材料費だけの負担をお願いしております。

施術における日常生活（スポーツ）に順応する為のテーピング

施術における日常生活（スポーツ）に順応する為のテーピングは、安静期を過ぎたものの、日常生活（スポーツ）動作で痛みを感じるなどの運動機能障害に対して、正常な機能回復を目的に、必要最小限の運動機能の制限を行います。
運動機能の制限は、施術による機能回復に合わせて弱めて行き、最終的には、運動機能を超える動きだけを制限します。
このテーピングで必要最小限の運動機能の制限を行っている間は、それに合わせた動作制限を行う必要があります。運動機能の制限を感じるままに動きを繰り返しても、代償する動作（癖）が身についてしまい、正常な動作を見失うからです。
なお、施術における固定の為のテーピングと同様に、当院が施術においてテーピングを最良の手段として選択した場合は、療養費に認められている施術料および後療料に含まれるものとして、特別な費用の負担は必要ありません。
ただし、当院が必要性がないと判断し、患者さまが希望された場合は、材料費だけの負担をお願いしております。

ケガを予防するためのテーピング

ケガを予防するためのテーピングは、動作に必要な運動機能を確保しつつ、その機能を超える動きだけを制限するために行います。
このテーピングは、個人の動作環境に合わせて行う必要があります。
動きにくいなどの運動機能の制限を感じるようでは、予防するためのテーピングとは言えません。
なおこのテーピングは、ケガの予防を目的としており、施術の一環として行うものではないことから、各種健康保険の利用はできません。
当院では、技術料と材料費の負担をお願いしております。

テーピングをする際の注意

スポーツを行う方は、以下のことにご注意ください。。

１．テーピングの目的を理解しましょう。
順応する為のテーピングは、スポーツ現場への早期復帰のために行いますが、ケガの早期治癒が目的です。決して無理をしてスポーツをするために行うものではありません。
痛みを抑えるために運動機能の制限をしているにも関わらず、動作制限をしないままに、動きにくいなどの違和感を感じながら練習することは、根性はついても技術的には正常では有りえない代償する動作（癖）によるマイナスでしかありません。
テーピングによる運動機能の制限を認識し、練習メニューを作成して取り組みましょう。
当院では、テーピングによる運動機能の制限と必要な動作制限を説明し、練習メニュー作成のお手伝いをしています。

２．血行に注意しましょう。
筋腹を環状に強く圧迫するテーピングは緩みにくく、初期の圧力を維持するため、運動による筋肉の膨張に対応できず、血行を阻害する可能性が高まるので控えましょう。血行を阻害するテーピングは、筋疲労を早め、筋痙攣を引き起こす可能性を高めます。
当院では、環状に巻かずに圧迫する手法を取り入れてはいます。

３．テーピングの機能状態に注意しましょう。
最初にテーピングをしたらＯＫではありません。
時間経過や運動環境によっては、巻き直しや巻き足しが必要になります。
当院では、テーピングが緩みにくい手法を取り入れています。

４．テーピングをする時間に注意しましょう。
テーピングをしていることは、皮膚を傷める原因となります。
テーピングをしている時間を最小限にして、皮膚管理に努めましょう。
当院では、テーピングを必要とする方と相談しながら、テーピングをしている時間が最小限になるようにしています。このため、早朝などの受付時間外に行うことがあります。
なお、当院に通院中の方であれば、特別な費用を負担していただくことはありません。

４．テープ１本１本の機能を理解しましょう。
テーピングをする際のテープ１本１本の方向性や強度には、必ず目的と理由があります。
このことから、テーピングを必要とする方それぞれで違いがあり、必要とする動作や運動時間とその環境などの要素に合わせて行う必要があります。
テーピングに関する情報は簡単に手に入れることができるでしょうが、目的と理由を十分に理解し、必要な物を取捨選択してしょう行いましょう。
当院では、必要とする動作や運動時間とその環境など、テーピングを必要とする方と情報交換を行いながら、テープ１本１本の方向性や強度の目的と理由を説明して、テーピングを行っています。