部屋の中に朝日がさしこんでいる。部屋の中にはベッドが3つ置いてある。白い壁に白い床で、家具が少ないすっきり
した部屋だ。3つのベッドはふくらみがあり、静かな寝息が聞こえてくる。
「もうたべられないよぅ〜」
「チャットうるさいよ」
「ぴぃけぇふあいあ〜〜〜」
ベッド発火。3人は起きない。隣の部屋のルイージが消火。

それから1時間ほどするとピカチュウがやってきた。
「はーい。起きろー」
ピカチュウがカービィの布団を引っぺがす。カービィが身震いしながらくしゃみをする。他の2人も布団を引っぺがす。カ
ービィと同じ反応をした。
「ほら朝ご飯だよ」
ピカチュウが言うが、3人とも寝ている。
「・・・・・・・・・・」
発電。しばし乱闘がおこる。

レストランではすでに起きたメンバーが朝食を食べていた。ピーチがスクランブエッグを食べながらいった。
「なかなかいけるわね」
「そりゃまずかったら話にならないわよ」
「はぁ。ぎゃむあごこにはふんだ。」
パンを口にふくんだマリオがきいた。理解不明である。そこへピカチュウたちがやってきた。全員黒こげだった。
「なんかあったのか?」
フォックスがきいた。
「まあいろいろとね」
ピカチュウが答えた。毛がぼさぼさになっている。
「バイキングだからさっさととってこいよ」
ファルコンが味噌汁なるものをもってテーブルにきた。バイキングの言葉を聞いてカービィの目が輝いた。
「バイキング・・・・・・」
その場の全員が席をたった。そし秒速30mの速さで料理に向かう。
「「「「「「「「「「奴に食べられる前に」」」」」」」」」

5分後
レストランは品切れのため閉まってしまった。
「まだゆで卵しか食べてないのに・・・・・・」
ドンキーがひもじそうにいった。その視線はカービィに注がれている。カービィは目線をそらし口笛を吹いている。
「次の場所でなんか食えばいいじゃないか」
クッパがドンキーの肩を叩いた。そこへ受け付けをすませたリンクがきた。
「じゃあ次の場所に行こうか」
「次はどこなの?」
「次は温泉があるとこなんだけど。バスで1時間ぐらいかな」
ペンションをあとにし、一向はバスに乗り次の場所に向かう。
しばらくすると大きな山が見えてきた、雪の降りも強くなる。
「あれが次の場所?」
「そうだ。あの山からは温泉がでてるらしい」
「この温泉は肌にもいいのよ」
サムスが楽しそうにいっている。
「おっ。ついたぞ」
「相変わらず都合のいい展開だね」
バスから降りると大きな旅館が目に入った。なかなか風情がある。旅館の中に入る。
「なんかさわいでるよ?」
「やーな予感」
受付の前で数人が騒いでいる。それを眺めていると旅館の職員のような女がやってきた。
「もうしわけありません。ただいま温泉のお湯のほうがでなくなっております。今日は普通のお風呂に入ってください」
「えーーなんでよ」
「よくわかりませんが、山の上で何かあったのだと思います」
職員が深くお辞儀する。こうされたら深く追求できない。
「じゃあボクが見に行くよ」
「何をおっしゃいますか」
「大丈夫大丈夫。もう慣れっこだから、リンくん、ネス」
「「OK」」
カービィの後を2人が突いていく。
「おい待て」
フォックスとクッパがその後を追いかける。
「2度もこんなことになるとは」
「2度?」
職員の言葉にリンクが反応する。
「はい。先ほど2人の子供が同じ事をいって・・・・・」
「2人の子供・・・・・・・?」
頭を悩ませていると、マリオが職員の女に聞いた。
「その2人って男の子と女の子じゃなかったか?」
「はいそうですが・・・・・・?」
職員が不思議そうに答える。
「何?知ってるの?」
「なんとなくだが」

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