YAO |
ヤオ設計 一級建築士事務所 |
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丈夫な構造の家(その3)
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屋根(小屋組)の役割
屋根は木造住宅の外観に大きな影響を与え、デザイン上重要視されます。しかし、雨や雪、厳しい太陽光から住まいを守る重要な役割をしています。積雪は大変大きな荷重がかかるので十分な屋根強度が必要です。 もう一つ大事なのは、床組とおなじく水平力を耐震壁に伝える役割です。床と同様、耐力壁に合わせて床倍率を確保する必要があります。 接合部の役割 木造建築は接合部だらけの構造になるため、接合部の性能が建物全体の耐力を決めるといえます。木造住宅は、地震で大きな水平荷重が加わると、建物が変形しながら耐えようとがんばります。軸組・壁・床が変形しながら、しっかりと力を伝えていくには、それらをつなぐ接合部がその力や変形に耐えなければなりません。
木造建築の接合部は「仕口」と「継ぎ手」に分けられます。仕口とは、柱と梁のように異なる方向の材が交差する部分をいい、つぎの3つに分類できます。 「継ぎ手」では材の強度が低下しますので、可能な限り少なくします。継ぎ手を設ける場合は、金物補強を併用しながら、応力が小さな場所(仕口に近い位置)を選びます。 木材の乾燥 木材が乾燥収縮すると、仕口がゆるみます。伝統的な仕口にみられる「嵌合接続」の場合は締め直しで当初の強度に戻すことが出来ます。一方、強度・剛性が高い「接着接続」「金物接続」では、木材の収縮が発生すると仕口が変形し、金物に比べて強度の低い木材が破断する場合があります。 住宅軸組に使用できる木材の含水率は15〜25%です。金物を多用する工法では20%以下の乾燥材を用いないと、接合部の強度が発揮できません。ここに乾燥が容易な集成材の使用が増加する理由があります。 断面の大きな木材は乾燥に大変手間が掛かりますが、伝統的な仕口で造る場合は、最近入手できるようになった葉枯らし+天然乾燥した材が適しています。中温(100度以下)での人工乾燥材や古材再利用もいいでしょう。高温で人工乾燥した乾燥材は木材内部で干割れが生し、接合強度にばらつきが生じる場合があります。
<2022. 9.14作成> <2026. 7.26更新> |
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