元旦早々、10年ぶりの大雪に見舞われ、ようやく5日目に天候も落ち着く。朝日に照らされた上文殊地区にはガスがかかり、中から一瞬文殊山が浮かび上がった。 | 1月に続き2月1日も、めずらしく終日猛吹雪となりました。この霞の向こうには霊峰「文殊山」が、聳え立っております。 (スペース関係上一部省略) (撮影日 2015年2月1日徳光町から) |
春霞に浮上する文殊山本堂(大文殊)本堂には文珠菩薩が祀られている。 (平成27年3月1日 帆谷町にて撮影) |
4月1日は降雨の為、文殊山は終日顔を見せなかったが、2日は久しぶりの晴天となった。雪の下に眠っていた麦は、緑のじゅうたんを春に届けてくれた・・・。 (足羽第一中学校の近くで 平成27年4月2日撮影) |
久しぶりの快晴、植え込み前の田圃に見られる逆さ文殊山。
非常に珍しいショットです。 (徳光町定点 平成27年5月1日撮影) |
奈良天平時代、この場所に東大寺荘園が開かれ、早1250年余の歳月が流れた。 自然界が流れる中、今年もいつの間にか、静かに田植えが終わっていた。 撮影場所:福井市帆谷町にて 撮影日:平成27年6月1日 |
昨夜からの弱雨も、ようやく上がり上文殊を取り巻く文殊連山が、うっすらと見えてきた。まわりを見渡せば、緑の田園の中に上文殊小学校が浮かんで見える。子供たちは、緑の香りをいっぱい吸い込み、元気に勉強していることだろう・・・。 (平成27年7月1日 田治島町から撮影) |
年間を通じて、上文殊地区が緑に染まるのはこの季節だけ、緑四態がそれぞれに美しく味がある。(手前)早稲ハナエチゼン、(中央左側)大豆畑、(中央右側)福井コシヒカリ、(遠山)文殊山連山 (撮影)平成27年8月1日 徳光町にて |
奈良天平時代(759年)、越前国足羽郡糞置村の東大寺荘園開田地図が作成されて1250余年が経った。天、地、自然の恵みを受けた、コシヒカリ米が黄金色に染まり、間もなく収穫時期を迎える。 (平成27年9月1日 帆谷地区で撮影) |
収穫を終えた秋の田は、なんとなく物悲しい・・・。よく見れば一羽の鷺が、秋の深さを感じたのか、無心に餌を啄んでいた。 (足羽一中近隣で、平成27年10月1日撮影) |
11月(霜月)到来、一週間後には立冬を迎える。そっと付近の田園を覗けば、お米の収穫後に播いた麦が、元気よく芽吹いていた。 (撮影 平成27年11月1日、北山新保にて) |
師走を迎え、ますます緑を増した大麦は、私たちに温かさと元気を運んでくれる。そして 1か月後には文殊山やこの大麦、すべての世界が純白な雪でおおわれる。来年も 真っ白のキャンパスに希望に満ちた絵を描こう!(撮影 平成27年12月1日 足羽一中の近辺で) |
All photos and writing by 笠松 忠夫 氏 |