麻生津公民館

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公民館を訪ねて

                 

音楽を中心としたまちづくり

- 観月の夕と、ハーモニーあそうづアンサンブル -
1.麻生津地区の概要
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 東に霊峰文殊山を仰ぎ、西に豊かな日野川の流れを眺め、南は浅水川から鯖江市鳥羽に連なる麻生津は、古来北国街道の宿場町で交通の要衝として栄えてきた。
今日の麻生津は、JR・福鉄・北陸自動車道・国道8号線・県道福井鯖江線等交通の幹線が縦貫し、福井市の南の玄関口として重要な位置を占めている。交通の利便性から昭和40年代に大規模な住宅開発が進み、一時人口が1万人を超したが、令和6年5月現在、2,878世帯・人口7,562人と減少傾向にある。
平成9年に地区北部には県立音楽堂(ハーモニーホール)が建設され、音楽ファンの憩いの場所になっている。
麻生津地区は、水と緑、歴史と音楽が調和した豊かな街に変貌を遂げている。
2.泰澄大師生誕地
~麻生津をお守りくださる泰澄大師~
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 泰澄大師は682年、三十八社町で誕生し、越智山で苦行を積み、諸国を行脚し「越の大徳」とあがめられる。 各地で仏教を広め、民衆のため献身的に働かれる。
3.音楽を中心としたまちづくり
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 元町内と新興住宅地との地区住民同士の調和(ハーモニー)を図ろうと、「音楽を中心としたまちづくり」事業を展開している。平成6年に福井市が提唱した「うらがまちづくり事業」の中で、平成9年に麻生津地区に県立音楽堂が建設されることが決まったことをきっかけに、「音楽を中心としたまちづくり」に取り組むことになった。
この事業に取り組むために委員会を発足させた。委員会のメンバーとして、各種団体の30代から40代の若手に依頼した。音楽を中心としたまちづくりは、地区住民の参画・参加により成り立つものであり、一人でも多くの住民を巻き込みたいとの思いから、地区を舞台に、住民が主役となり、みんなで舞台の幕を揚げようと事業名を「ハーモニー初舞台」と決めた。地区の歌を募集し、「夢の街マイあそうづ」が完成する。応募総数104点の中から詩が選ばれ、補作詞と作曲を当時の足羽中学校の先生に依頼し完成した。
また、県立音楽堂のこけら落としを飾ろうと、地元中学校の吹奏楽部OBを中心に吹奏楽団「ハーモニーあそうづアンサンブル」を結成した。
 「夢の街マイあそうづ」をみんなで歌おうと、楽団が結成されたのを契機に合唱隊も編成した。140名の「ハーモニー歌い隊」が結成された。ハーモニーあそうづアンサンブルは、令和6年で結成30年。団員は、30代から70代の総勢30人。県内では公民館単位の地域住民による楽団は珍しい。
コンクールを目指さず、地域での演奏活動が主体である。体育祭や文化祭、敬老会で生の演奏を披露し、その魅力を伝えている。
県立音楽堂で開く年一度の定期演奏会に向け、地道な練習を続けている。
4.観月の夕
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 「観月の夕」は、音楽のまち麻生津をアピールし地区住民同士の絆を強めようと、麻生津地区自治会連合会、住民でつくる実行委員会が主催し行っている。毎年麻生津小学校の児童が作った四角柱型の行灯を飾っている。毎年9月下旬に午後6時から県立音楽堂野外広場で開かれる。
「観月の夕」にはなくてはならない「夢あかり」の幻想的な灯りには、麻生津小学校児童が手すきで作った和紙に、決められたテーマをもとに絵を描き、夕方6時の点灯時には、朝六つ子供太鼓の音色とともに灯りが灯される。また、野外ステージでの演奏会や子どもたちの遊び場プチフェス、キッチンカーも並び、フィナーレには花火も打ち上げられる。
5.映画「おしょりん」舞台の地
~眼鏡産業の礎、麻生津に~
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 明治時代に麻生津村(現在、福井市生野町)で福井の眼鏡産業の礎を築いた増永五左衛門幸八兄弟と、二人を信じて支え続けた五左衛門の妻むめの愛と希望の物語を描いた映画「おしょりん」が全国で公開される。(令和5年10月20日)
映画撮影時には、地区住民有志が出演俳優と撮影スタッフへ昼食等のおもてなしで歓迎をした。また、地区住民のエキストラ出演の収録も行われた。
6.メジャーリーガー 吉田正尚選手
~麻生津からメジャーリーガー誕生~
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(令和6年1月4日) 画像:「福井市提供」
 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の優勝に貢献し、現在メジャーリーグで活躍中の吉田正尚選手へ、福井市特別栄誉賞が授与される。
7.お買い物支援協力店&便利帳
~みんなでつくるやすらぎといきがいのあるまち~
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 麻生津地区では、住み慣れた場所でだれもが安心して暮らし続けられるよう、「食品・食材」・「衣類・日用品」・「買い物・家事代行」・「住まい・くらし」のお買い物支援協力店の充実をすすめ、地域全体でお買い物困難者の皆様を支える体制を整えている。
8.終わりに(公民館活動)
 麻生津公民館では、生涯学習課の年度ごとの事業方針を基本に地区での事業方針を策定している。
 家庭教育事業での「ほんわか広場」・少年教育事業での「体験型学習」・青年教育事業での自主運営による「はたちのつどい」・健康長寿事業での「LINKカフェ」の開催・福井学事業での「ブラブラあそうづ」郷土の歴史・文化を再発見してその魅力を発信している。
 詳しくは毎月更新しているホームページをご覧ください。