■インフルエンザ日記


2020年1月14日



インフルエンザになった時の事

▽ 第一章 兆し ▽

2020年1月6日(月)夕方に会社で仕事中ボーッとしてくる。今日は早番だ
から帰りに18:05上映の映画スターウォーズ・スカイウォーカーの夜明けを
見に行きたいと思っていたのに困ったな・・・などと思っていたが、あまりにも体調
がすぐれない為に直帰する。


家に着いてまず何よりも早く検温!・・・・・・すると何とも微妙な37.5度。とり
あえず飯食って明日朝イチ病院行って診察してもらおう・・・・・・。


夕食はすき焼きだった。念の為ナベのすき焼きは取り分け専用箸を使い、自分の
体液が外部にもれないよう気を付けて家族と食事。咳は出ていなかった。

食事が終わった後、リビングで横になってテレビを見ていたが段々寒気がしてき
たので自分の部屋で寝る事にした。早く寝て明日病院で薬もらえば楽になるだろ
う・・・と床に就いた。


少し寝たのだろうか・・・寝たかどうかも曖昧な感覚のまま時計に目をやると深夜1
時。頭の奥の方とお腹がズキッとした痛み、その後何度も目を閉じるが時計の針
は壊れたように動かない・・・・・・まるで自分のまわりだけ時間が止まってしまった
かのようだ・・・・・・。

頭痛と腹痛もおさまらず、じっとしているのが辛い。何度も何度も寝返りをうっ
てようやく長く長〜い夜は明けた・・・・・・。



▽ 第2章 確定 ▽

2020年1月7日(火)朝になっても頭痛、腹痛は治まらず不安になりながら
熱を測ると38.5度!昨晩より高くなっているではないか!!!インフルエン
ザでなければ良いが・・・と、近くの病院へ向かう。


病院に着くと受付の女性から「本日はどうされました?」と聞かれ「昨晩から熱
があり頭痛と腹痛で辛いんです・・・。」と答えると次に「本日マスクはお持ちです
か?」と聞かれ、「いいえ」と答える。これは言い訳になるが、頭痛でボーッと
していたのと、咳も出ていなかった事もありマスクをしなくても大丈夫だろうと
思いしてこなかったのである。

「ではこのマスクを着けて下さい。あと体温も測って下さい。」と体温計を渡さ
れる。


さっそくマスクをして、体温計を左脇にはさむ。数分後・・・ピピピッ!と体温測定
が終わった音がした。脇から体温計を取り出し体温を確認すると数値を見て愕然
とした。

38.9度!?なんだこれ?さっきより更に0.4度も上がっている!?・・・て言う
かもうほぼ39度なんですけど!!!これはやばいかも!インフルなのか!?
と、もはや不安でしかなくなっていると、診察室の扉が開き、「羅夢木さん
(仮)診察室にお入り下さい」と呼ばれた。


中に入ると先生から「38.5度の熱があって辛いとの事ですね」と聞かれたの
で、「はい。でも病院に来て測った体温は38.9度に上がってました・・・。」と
不安そうに答える。

先生は慌てた様子もなく(←当たり前)「それでは口を大きく開けてください」
と診察を始めだした。

「はい良いですよ〜。では胸の音を聞かせて下さい。」と先生が聴診器を手にし
たので、上着のボタンを外し、シャツを上にあげて胸を広げる。ポチポチと何度
か確認し、「インフルエンザの検査をしますね」と言われる。・・・やっぱりインフ
ルエンザの可能性が?

先生は綿棒のような細いものを鼻の中に入れる。鼻の奥が刺激されクシャミが出
そうになるが我慢する。(綿棒などで鼻の奥に付いている粘膜を採って調べると
インフルかどうかわかるらしい)「では外(待合室)でお待ち下さい。後ほど結果
をお伝えします」と先生に言われ待合室で待つ事に。


待合室で待っている間不安になりながらも、まだインフルエンザと決まったわけ
ではないし薬を処方してもらえば明日から出社して仕事出きるかも知れない
し・・・・・・ポジティブに考えよう!そんな事を思いめぐらせていると「羅夢木さん
(仮)お入り下さい」と診察室から呼ばれる。診察室で言い渡されたのは「A型の
インフルエンザですね」だった。言われて自分の考えがもの凄く甘かった事に気
付く・・・・・・。嗚呼・・・会社の皆に迷惑かけちゃうな・・・。

インフルエンザと診断されると学校や会社などの集団感染を防ぐ為、最近では5
日〜1週間は学校や会社に行けない事になっている。今、年明けで会社が忙しい
ときに何たる不覚・・・・・・。などと色々な思い頭の中を巡ったが確定ランプが点い
たからには仕方がない・・・とりあえずインフルエンザの治療をして早く良くな
らなければ・・・。


しばらくすると、看護婦さんから「あちらで薬を口から吸いこんでもらいます。
インフルエンザの治療はそれで終わりです。」との事、・・・なんだか少し拍子抜け
した。家で何か飲むとか貼るとかあるかと思った・・・・・・。うながされるまま待合
室から奥のベットのある部屋に行くとカーテンを閉めてから"イナビル"という吸
入型の薬の説明が始まった。


インフルエンザ薬:イナビルの吸入方法
1・薬剤トレーを平らなところでトントンと叩き容器内の薬を下に集める
2・ラベル@をしっかりと横にスライドさせる。
3・息を吐いてから吸入口をくわえて「スーッ」と大きく息を吸う(3回ぐらいに
分ける)

4・ラベルAをしっかりと横にスライドさせる。
5・息を吐いてから吸入口をくわえて「スーッ」と大きく息を吸う(3回ぐらいに
分ける)

6・中に入っているの薬剤を全て吸飲したら、もう1セット同じ物を吸う。
7・2セット分全て吸いきったら完了

頭がボーッとしていていたのではっきりと理解していなかったが看護婦さんの指
示通りイナビルを吸ってベットで会計を済ませた。


「楽になるまで横になっていて下さい。」と言われたので、すぐに帰らずしばら
く横になっていた。するとカーテンの向こう側に別の患者が来たようだ。耳を傾
けると、同じ説明を受けていた。「隣の人もインフルか・・・・・・」続けて聞いてい
ると看護婦さんとの会話が聞えてくる。「〇〇さんも流行に乗ってインフルエン
ザにかかってもたんやのー」人にもよるがそう言われているのを聞いているとイ
ンフルエンザになってしまった事が、仕方ないように感じられる。(自分のせい
では無いような救われたように思える)

その人は薬を吸った後すぐ「インフルエンザにかかってもたんで月曜までは行け
なくなったんやって。すいませんがよろしくお願いしますわ」と、会社に電話を
していた。

「ああ、自分も会社に報告しないといけないなぁ・・・・・・。インフルで5日間出れ
ない事をつたえるのは気が重いなぁ・・・・・・、ただまだ会社が準備中の忙しい時間
だから後にしよう!」

と思った。


▽ 第3章 帰宅 ▽

家に帰ってきた。家にいる母に「インフルエンザやった!」と、ちょっとヤケ気
味に伝え部屋にこもる。

看護婦さんはイナビルでインフルエンザのウィルスの増殖を抑えると言っていた
が、吸飲後30分は経ったと言うのに診察に行く前とほとんど何も変わらな
い・・・・・・頭痛、腹痛も治まらない・・・・・・・。時間も進んでいる気がしない・・・・・・。
また長く長~い1日が繰り返されるのか!?


お昼前に会社に連絡「すいませんA型インフルエンザにかかってしまいまし
た・・・。」「マジですか!?あちゃ〜・・・・・・とりあえず会社のガイドラインだと5
日間の自宅謹慎の後、医者に出社の了承をもらってからしか出勤できませんので
お大事に・・・・・・」「すみませんご迷惑お掛けします・・・・・・・」電話が終わると少し
だけ気が楽になった。


食事をしないと頓服薬が飲めないから何か食べないと・・・と思い母に食パンとみか
んとリンゴを部屋まで持ってきてもらった。食後早速、薬を飲んだが頭痛も腹痛
も治まらず夕方まで長い時間が続く・・・・・・。夜10時頃ようやく頭痛&腹痛も治
まってきて食パンを食べて薬を飲んで寝た。まだ辛いが何とか寝れたみたい
だ・・・。



▽ 第4章 その後 ▽

2020年1月8日(水)朝、目が覚めると少し身体の調子が良くなった。 体
温を測ると37.1度と少し下がってきた。

朝、母がお粥を作ってくれた。感謝。
昼、おにぎり2個とフルーツ。
夜、ちらし寿司。食事も普通に食べれるようになってきた。
2020年1月9日(木)体温36.5度、もうほぼ日常生活に戻った。ただ部
屋からは出られない・・・。とりあえず真面目に寝床に横になってじっとしているし
かない。

2020年1月10日(金)体温35.2度、今度は下がりすぎじゃないのか心
配になるが、身体も楽になったので段々寝ている事が辛くなってくる。でもまだ
月曜日までは会社に行けないので寝床で頑張ってじっとしている。

2020年1月11日(土)もう気持ち的には全快しているが、他の人に迷惑を
かけれないので
部屋でスケッチをする。題材は部屋の窓から見える電柱だ。
2020年1月12日(日)ひまだなぁと言う感情が出てきたので部屋の掃除を
する。

2020年1月13日(月)体温36度ぐらいで、会社に出社する事が出来た。

こうして私のインフルエンザ感染生活は終わった。


あとがき
インフルエンザになった事は数回あるが、そのたびにどうだったか忘れてしまう
ので今回、自分にどんな感じで生活していたか?という事を書き残しておこうと
書いてみました。